COVID−19を経て、企業と個人の関係も激変しました。2020年、ToBeingsは多くの企業と個人の関係が新たなステージへ進化するためのチャンスと捉え、これまで企業への様々なプロジェクトで活用してきた知恵や技術・ノウハウの公開に踏み切りました。そして、企業の只中で変革(革新)/組織開発/人事に携わる人々に向けて組織進化に伴走するプロセスファシリテーションを学ぶ場「第0期組織進化プロセスファシリテーター養成講座」を開催いたしました。今年度開催の講座はこちら
<開催概要 >
開催期間: 2020年8月〜12月
参加者 : 16名
開催場所: オンライン(zoom)+事前動画
主催 : 株式会社ToBeings
< 講座のポイント>
*豊富な事前動画から、組織の進化を促すために必要な考え方についての知見を得られる。
*ワークやトレーニングを通じて、組織に働きかけるリアルな実体験ができる。
*講師からの丁寧なフィードバックやアドバイスを通じて、個々人の体験を血肉火し、自組織での実践をサポート
*多様な参加者との対話や情報交換が行われるコミュニティへの参画。
*探求や対話・実践を通じて、自身の全体性を取り戻し、自身のあり方についても見つめ直すことができる。
<参加者対象 >
*企業に所属し、自社の経営(革新)/組織開発/人事/HRBPに携わる方
*企業内で自組織をより良くするために尽力されている方
*組織の進化に向け、取り組みたい組織対象や変革テーマがある方
<第0期参加者>
全16名
主な参加の属性(五十音順、順不同)
-アデコ株式会社 取締役+HR担当者3名
-伊藤忠商事株式会 HRBP担当者
-株式会社電通 キャリア・デザイン局(キャリア自律支援、リーダー人財育成、組織開発担当)(当時)
-エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社 取締役 経営企画部長
-大手戦略コンサル パートナー
-東京海上日動火災保険株式会社 組織開発担当
-LINE株式会社 組織開発・人材開発 責任者+担当者
-ヤフー株式会社 組織開発 担当者(当時) など
<各回の様子>
8/4(火)13:30-15:00 オリエンテーション
講座の目的と、学び方の全体像のご紹介。
8/20(木)14:30-17:30 第1回 進化の土壌と初期条件①
「自分を形作ったストーリーテリング」から、集団的な進化の土壌を作っていくために必定な心理的安全性を醸成するとともに「自分は何者?」「お互いは何者か?」を探究しました。また、組織が進化をしていくための重要な意識や関係性の変化は、自分が取り組みの中で相対するとの関係に相似形で現れるという仮説のもと自身のイニシャルシステムを分析しました。
9/3(木)14:30-17:30 第2回 進化の土壌と初期条件②
変革の当事者として、どのようにイニシャルシステムの中にある乗り越えるべき変化を生み出していけるのか? 3点のワークを使いシステムの体感的理解を通して、自分のあり方を使った小さな変革の体験しました。
9/10(木)16:00-18:00 オープンスペースでの対話/ 変革者の集い①
参加者である組織進化の実践者同士が今悩んでいるとこ、考えたい問いを持ち寄りオープンに探究しました。
9/24(木)14:30-17:30 第3回 組織に進化の火を灯す①
「演劇的知性」をキーワードに、リアルな組織課題の縮図をロールプレイで再現し、瞬間的にどのように変化を生み出していくか、ファシリテーション実践をしました。振り返りの中では、「会社のOOさんが目の前に居たみたい!」「上司の気持ちがわかった」など日常に迫った気づきがありました。
10/8(木)14:30-17:30 第4回 組織に進化の火を灯す②
参加者ファシリテーションをテーマに、前回と同じロールプレイにおいて、みんなが少しずつ変化を作っていく意識を持っていたらどのような場になるか?と実践しました。一人一人のスキル以上に初期の場の作り方によって本質的な会話がされ、意識の変化が生み出されていく実感が生まれていきました。
10/20(火)16:00-18:00 オープンスペースでの対話対話/ 変革者の集い②
参加者との自由な対話の中で、会社の中にロマンとソロバンの葛藤や組織開発の理解をどのように広げていけばいいかなど、本質的なテーマでの対話がなされました。
10/29(木)14:30-17:30 第5回 組織に進化の火を灯す③
ロールアウト。第4回のロールプレイが濃密だったので、それを組織の縮図を見つめ、システム変化の系口を見つけます。そして、ホットな瞬間に立ち戻ってもう一度ファシリテーションをやり直す「ロールアウト」をやることで、変化を作る実感を得て行きました。
11/12(木)14:30-17:30 第6回 進化を組織の大きなうねりにする②
学びを振り返るとともに、変化の火を全社に展開していくために、自分はどのような組織進化の取り組みをしていくか考え、相互コーチング的に磨き合いました。最後は深く自分の人生を瞑想することから、進化に取り組んでいく意味を見出し一歩進めるための力を得る時間になりました。
12/18 16:00-18:30 修了式
それぞれの紆余曲折や心境をシェアしお互いにフィードバック。背中を押してもらったり、勇気をもらったり、自分の気づいていない面を新たに発見したり、自分の中に取り戻すなど、講座を一緒に取り組んできたからこその豊かな瞬間がありました。また橋本から、お一人お一人に修了証を授与致しました。